高田のまちを築いた桑山一族とは? 葛城市歴史博物館で特別展
葛城市に新庄陣屋と陣屋町を築き、高田(現在の大和高田市)の町を整備した桑山氏を紹介する特別展「桑山一族 紀州和歌山城から大和新城へ」が、葛城市歴史博物館で開かれている。29日まで。
関ケ原合戦で徳川方として軍功をあげた桑山一晴は慶長6(1601)年、紀州和歌山から大和布施(現在の葛城市)に領地替えになり、現在の屋敷山公園周辺に藩の政庁の新庄陣屋と陣屋町を築いた。また、第2代新庄藩主の一直は、藩領・高田の町を整備した。
特別展では、一晴が築いた新庄陣屋と武家町を描いた江戸時代の「新庄城図」(複製)や、陣屋の建物配置が描かれた「新庄陣屋絵図」(同)、高田の町の絵図などを展示。一晴の祖父で桑山氏発展の基礎を築いた重晴が築城した和歌山城(和歌山市)の精密な図面や、桔梗紋がついた軒丸瓦なども並ぶ。
開館は午前9時~午後5時。観覧料は一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円。問い合わせは同博物館(☎0745・64・1414)。
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