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奈良時代の大邸宅襲った佐保川の氾濫跡発見 墨書土器も


 橿原考古学研究所による奈良市の奈良署跡の発掘調査で見つかった奈良時代の広大な邸宅跡で、約1万4千平方メートルと推定される敷地の約3分の2にあたる約8千平方メートルを調査した結果、邸宅が奈良時代後半、東側を流れる佐保川の氾濫(はんらん)で被害を受けていたことを示す「砂の層」も見つかった。平城京跡でこうした洪水の遺構が確認されるのは珍しいという。

佐保川の氾濫を示す砂の層を指し示す調査員

佐保川の氾濫を示す砂の層を指し示す調査員

 発掘現場は奈良市役所の南側で、佐保川の西50~60メートル。調査では奈良時代後半の砂の層(10~20センチ)が現場の東部分を中心に広範囲で見つかり、佐保川の氾濫でもたらされた砂の層と判断された。

 この砂の層を含む整地土の上と下で、奈良時代後半の建物跡37棟分を確認。橿考研は、洪水によって邸宅の主要な建物が被害を受け、改めて建て直されたとみている。

「令」などの文字のある墨書土器

「令」などの文字のある墨書土器

 うち、東に庇(ひさし)を持つ南北方向の建物跡は柱根(ちゅうこん)が残り、当時使われていた柱の直径は約30センチとわかった。この邸宅跡は、大量の木簡が出土して有名になった長屋王邸跡(現イトーヨーカドー奈良店)から東へ約120メートルで、ともに「3条条間路(じょうかんじ)」と呼ばれる東西方向の道路沿い。木簡は見つかっていないが、文字資料としては「令」「麻」「浄」の文字がある墨書土器が確認されている。

柱根の残る建物跡も見つかった

柱根の残る建物跡も見つかった

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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