女子会、ラジオ体操…若手公務員が「イチ押し」政策をアピール
県内の市町村の若手・中堅職員がそれぞれ「いち押し」の政策をアピールする「県市町村政策自慢大会」が奈良市の奈良春日野国際フォーラムで開かれた。観覧者約260人による投票の結果、宇陀市の「健幸(けんこう)都市ウェルネスシティ」事業が大賞に選ばれた。
職員のスキルアップや、政策共有などを目的に開催され、今年で3回目。今回は10市町村が参加し、各担当者が10分の持ち時間内にユニークなプレゼンテーションを披露した。
黒滝村保健福祉課の的場路子係長(41)は「元気生き生き女子!~女子会の活動を通して~」をテーマに発表。6月から毎月1回実施している「女子会」を紹介した。
参加する女性は職員や村の保健師、看護師など約10人。2時間にわたり、仕事上の悩みや政策のアイデアなど、さまざまなテーマで話し合うという。村のゆるキャラ「くろたん」の焼き印を押した吉野檜のまな板を考案、村の特産品として物産展で販売すると即日完売したことなど、さまざまな成果を披露した。
大賞に選ばれた宇陀市では、生きがいと安心感をもって暮らせるまちづくりを目指し、「地域のつながり」「市民総参加」をキーワードにさまざまな施策を展開。昨夏以降、毎週日曜午前7時から市内の公園や空き地28カ所でラジオ体操を行ったところ、当初約200人だった参加者が現在は500人超になったことなどを紹介した。
発表した介護福祉課の田中英伍主事(30)は、「地道な努力が実った。今後も横のつながりを広げて、じっくり定着させていきたい」と話していた。
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