四季折々の日本画がカレンダーに 万葉文化館が発売
2015年12月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
万葉文化館(明日香村)は収蔵する万葉日本画の写真を取り入れた平成28年の「万葉日本画カレンダー」を作成した。
今年も計6枚の万葉日本画の写真を使用。1・2月は、雪の都を描いた長谷部権次呂さんの「平城京沫雪」、3・4月は桃の花を背景に、出で立つ少女を描いた山下保子さんの「桃苑」、7・8月には東歌に詠まれた伝説の美女「手児奈」を描いた黒澤正さんの「真間の手児奈」が登場する。
絵のモチーフとなった万葉歌と、その口語訳も紹介。館では「四季折々に、万葉集と万葉日本画の魅力を楽しんでほしい」としている。
計2千部を制作。1部千円で、館のミュージアムショップや奈良市の県ビジターズビューローで販売しているほか、通信販売も行っている。問い合わせは、万葉文化館友の会(☎0744・54・1853)。万葉文化館のホームページはhttp://www.manyo.jp/
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