「多くの福を授けたい」 十日えびす前に、福娘装束賜式
2015年12月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
春日大社の末社・佐良気神社(奈良市)で来年1月10日に行われる「十日えびす」で、参拝者らに縁起物を授ける福娘に、金烏帽子装束を手渡す福娘装束賜式が23日、春日大社で行われた。
福娘を務めるのは大手製鉄会社「神戸製鋼所」とグループ企業の女性社員8人。式の冒頭、神職が「十日えびすはみなさんが主役。元気な声で参拝者に福を授けてほしい」と奉仕の心構えを話した。緊張した面持ちの福娘らは、手渡された金烏帽子装束を、巫女の手を借りながら身につけた。
参拝客に縁起物と吉兆笹を授与するときの言葉づかいや、お札やお守りの扱い方の指導も受けた。
初めて福娘の装束を着た神戸市の吉本青波さん(19)は「身が引き締まる思い。参拝者の方から注目されるので、福娘として多くの福を授けられるようにがんばりたい」と話していた。
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