世界の考古美術品など一堂に 天理参考館で特別展始まる
2016年01月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
世界の考古美術品や民俗資料を一堂に紹介する特別展「天理参考館の珠玉」が5日、天理大付属天理参考館で始まった。
同館が時代や地域を超えて収集してきた逸品からえりすぐりの計81点を展示。〈世界の考古美術部門〉では、兵庫県姫路市の極楽寺から出土した、瓦に経が書かれた平安時代後期の重要美術品「瓦経金剛般若経」と、紀元前7~6世紀のギリシャの土器「コリントス式スキュフォス」の2点が初公開されている。
また〈世界の生活文化部門〉では、人間国宝、田畑喜八(三代)が手がけた「縮緬地友禅染訪問着」や、歌川広重(三代)が描いた錦絵「東京上野鉄道開業式 諸民拝見之図」などを展示。担当者は「日本をはじめ、世界各地の多彩な文化や歴史、精神世界を堪能できる展示。多くの人に鑑賞してほしい」と話している。
3月14日まで。開館は午前9時半~午後4時半(入館は午後4時まで)。大人400円、小中学生200円。火曜休館。問い合わせは天理参考館(☎0743・63・8414)。
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