音楽は言葉の壁越える 「ならイメック」発足20年で記念演奏会
「ならイメック」の愛称で知られる奈良市国際音楽交流協議会(会長・森本公誠東大寺長老)の発足20年を祝う記念式典と演奏会が17日、奈良市の秋篠音楽堂で開かれた。約350人の観客らは国際色豊かな音楽に聞き入った。
同協議会は、音楽を通じて青少年育成や社会奉仕、世界各国との交流を目的に平成7年に結成。奈良市内を中心に1年を通じてさまざまな音楽活動を行っている。
記念式典では、森本会長が「音楽は言葉の壁を越えて人々を感動させる。協議会は奈良の街を明るくする存在として発展してきました」とあいさつ。
式典後の演奏会では、「日本トスティ歌曲コンクール2015」で1位を獲得したヴィタリ・ユシュマノフさんがバリトン独唱を披露。「奈良は自然と古い建物も残っていて素晴らしい街です」と日本語であいさつした。
また、大正琴や弦楽アンサンブルなど協議会に加盟する13団体が演奏を披露した。
協議会の山口佳恵子副会長は「奈良で20年間活動を続けられたのはたくさんの人の協力があったから。もっと活動の場を広げ、来てくれる人を音楽で笑顔にしたい」と話した。
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