平城宮跡で初めて発掘されたから、1月24日は「木簡の日」
貴重な歴史資料となる木簡への関心を高めてもらおうと、NPO法人「平城宮跡サポートネットワーク」(奈良市、宮岡功一理事長)は、同市の平城宮跡で木簡が初めて発掘されたという昭和36年1月24日にちなみ、この日を「木簡の日」として提唱すると発表した。提唱記念として同日には講演会を開くなどし、広くアピールする。
同ネットワークは平城宮跡のガイドなどの活動に取り組んでおり、今年7月で15年目を迎える。
24日の記念行事は午後1時半から平城宮跡資料館講堂で、市大樹・大阪大学准教授が「遣唐使を語る|文化的役割」をテーマに講演。参加費500円で、定員200人。また、同じ調査地から見つかり、奈良時代の政変劇を物語るという「一号木簡」に「三月六日」という記載があることから、この日午前10時に同資料館を出発し、この木簡や長屋王家木簡の出土地を巡るガイドツアーも予定している。参加費は資料代含み200円で、定員40人。
記念行事、ガイドツアーの申し込みは、奈良文化財研究所内の平城宮跡サポートネットワーク(☎兼FAX0742・34・7713)。
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