フルーティーな「奈良の生酒」いかが? 奈良のお酒を推進する実行委発売
奈良の地酒を普及する活動をしている「奈良のお酒を推進する実行委員会」は、おいしい生酒を手軽に楽しんでもらおうと、県内の蔵元3社と共同で手がけた「奈良の生酒」を発売した。
参加した蔵元とブランドは今西清兵衛商店「春鹿」、梅乃宿酒造「梅乃宿」、今西酒造「三諸杉(みむろすぎ)」。
実行委員会では平成26年以降これまでに、蔵元と組んで共通ブランドで「奈良のひや酒」や「奈良の夏冷酒」といった清酒を5回にわたり企画し、計約3万本が販売された。今回は「おいしい生酒を手軽に飲みたい」とのニーズを受けて挑んだ。
清酒は通常、火入れ(加熱)をして仕上げるが、生酒はこの工程を省くため、ワインのようなフルーティーな味わいが特徴。ただ、流通や販売段階の温度管理が重要で、設備が整った酒類専門店での販売に限られていた。「奈良の生酒」は実行委員会事務局を担う酒類卸売会社「泉屋」(奈良市)が在庫管理をし、必要な分を酒店に供給するしくみ。
今回は共通ラベルの代わりに、「Nara’s Sake」のマークを入れた。容量は720ミリリットルと1・8リットルで、価格はそれぞれ税別1300円、2600円。泉屋の今西栄策社長は「生酒は和洋どんな料理にも合う。ぜひこの機会にお楽しみを」と話している。問い合わせは泉屋(☎0742・26・1234)。
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