若手アーティストの才能感じて 「明日香の匠」展 万葉文化館で
明日香村在住の作家や、昨年まで3回開かれたアートイベント「飛鳥アートヴィレッジ」に参加した作家らの作品を集めた「明日香の匠」展が同村の万葉文化館で開かれ、絵画、工芸、写真、現代アートなど、さまざまな分野の作品が並んでいる。31日まで。
展示されているのは、15分野の作家37人の作品計60点。若手作家を招待し開かれた飛鳥アートヴィレッジの参加者、笠間弥路さんの作品は、明日香幼稚園の園児らの協力で制作した川原石を使った現代アート。また、水跡が残る紙片をつなぎ合わせた佐藤学さんの作品は滝のようなイメージで、大地や森などを表現している。
このほか、洋画では川本惠さんの「明日香路」、写真では上山好庸さんの「飛鳥路夕景」、陶芸では脇田宗孝さんの「飛鳥幻想」など。ギター製作者の折坂諭さんによる「螺鈿紫檀六弦琴」と「紫檀杉四弦琴」も展示されている。
主催する実行委員会では「明日香の作家の作品を一堂に集めた。多彩な芸術を楽しんでほしい」としている。入場無料で、31日午後1時からは佐藤学さんの指導により、参加者全員で作品を作り上げるワークショップも開かれる。参加は小学校の高学年以上が対象で、筆や書道用下敷きなどの持参が必要。問い合わせは村教委内の実行委員会(☎0744・54・3636)。
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