文化財守れ、奈良国立博物館で消防訓練
2016年01月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
文化財防火デー(26日)に合わせ29日、奈良市の奈良国立博物館で消防訓練が行われ、職員らが避難誘導の経路や防火対策を改めて確認した。
同館と奈良市中央消防署が合同で毎年実施。この日は西新館1階の湯沸かし室から出火したとの想定で行われ、巡回中の職員が119番し、消火器で初期消火。来館者らを出口へ誘導した後、防火服を着用した同館の自衛消防隊が屋内消火栓を使って消火活動に取り組んだ。
訓練終了後は、消火器の使い方の講習も。同館の清水功副館長は「国立博物館の役目である文化財の保存と継承を全うするため、職員には防災の意識を持って仕事に努めてほしい」、奈良市中央消防署の岡田義行消防司令補は「今後も訓練を定期的に続ける必要がある」と話していた。
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