巫女さんが「一日文化財防災官」 橿原神宮で防火設備点検
2016年01月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
文化財防火デー(26日)を前に、県広域消防組合消防本部は橿原神宮の巫女を「一日文化財防災官」に委嘱、境内の防火対策の点検や、防火設備の使い方の確認などを行った。
文化財防火デーは昭和24年1月26日に法隆寺(斑鳩町)の金堂から出火し、壁画が焼失したことをきっかけに、30年に制定。22日は、橿原神宮の巫女、岡千絵美さん(22)が消防本部の平城満消防長から「1日文化財防災官」に委嘱され、境内の消火栓や放水銃などを点検。防火対策に不備がないかを確認した。
平城消防長は「管内には世界遺産、国宝が多数ある。市民の皆さんには防災の意識を持ってほしい」、岡さんは「防火設備についてしっかり理解しておきたい」と話していた。
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