17音に思い込め 俳句甲子園目指し、高校生らが基本学ぶ
全国の高校生が俳句の出来栄えを競う大会「俳句甲子園」の「出張講座in奈良」が30日、大和高田市の県立高田高校で開かれた。高校生ら約15人が参加し、過去の大会優勝者たちから俳句作りの基本を学んだ。
大会はNPO法人同実行委主催。正岡子規や高浜虚子などの俳人を生んだ松山の歴史を生かし、俳句の魅力を全国に伝えようと平成10年から開催している。出張講座は6年前から全国で実施し、県内での開催は今回が初めて。
この日は、3年前の16回大会で団体優勝した東京大2年、大塚凱さん(20)ら3人が講師役を務め、「共感と驚きを呼ぶ表現が読者に感動を起こす。自分だけの言葉を探して」などと指導。参加者らは、お題として与えられた「ミカン」を机に置いて眺めながら、真剣な表情で俳句づくりに挑戦していた。
高田高2年、西村有加さん(17)は「17音という短い言葉で自分の思いを表現する俳句の世界の魅力を感じられました」と笑顔で話していた。
今年の第19回大会は8月20、21日に開催。4月1日から参加エントリーを開始する。問い合わせは同実行委(☎089・943・1512)。
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