幻想の夜に春願う 春日大社で「節分万燈籠」
2016年02月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
節分の3日、奈良市の春日大社で約3千基の燈籠に火をともし無病息災などを願う「節分万燈籠」が行われ、20年に1度の本殿修理「式年造替(しきねんぞうたい)」が進められている境内が幻想的な雰囲気に包まれた。
回廊や参道には、平安時代末期以降に奉納された釣燈籠約千基、石燈籠約2千基が並び、毎年節分と盆に万燈籠が行われている。
この日夕、花山院弘匡宮司が、修理中の本殿からご神体が移されている御仮殿の燈籠に点火。境内の燈籠に次々に火が入れられると、参拝者らは淡い明かりに見入りながら「春」への願いを込めていた。
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