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【鹿角抄】古き良き高田寺内町を歩く 歴史をどう活かすか


 大和高田の市街地を歩くと、歴史を感じる町並みに出合う。特に、市域の中央部に位置する「本町通り」や「市町通り」と呼ばれる通りは、古い木造の商家建物やモダンな洋館の建物が残り、「商都・高田」を象徴する通りだと思う。

 古代からの主要道路・横大路沿いにあたるこの辺りには慶長5(1600)年、「高田御坊」と呼ばれる専立寺が建立され、寺内町として栄えた。商いのまちとして大和高田の発展を支え続け、繁栄期には東西220~280メートル、南北約570メートルの範囲に3つもの銀行があったほどだという。

 地元のまちづくり団体や市教委などが行った調査によると、平成23年2月時点でこの地域内に、戦前までの建物が214棟残っていることがわかっている。

 その中には、200年前の文化年間に建てられたという當麻邸、元治元(1864)年より前の建造と考えられる片岡邸、さらに幕末の尊皇攘夷派の志士、梅田雲浜も訪れた村島邸など、歴史を物語る建物も多い。昭和初期に建てられた銀行が社屋や店舗として使われている洋風建築や、医院として使われていた大正末期の洋館など、建築史的にも貴重な建物もある。そうした歴史的な建築物の多くが今も、まちの人々の生活とともにあるのが高田寺内町なのだ。

 「(高田寺内町の範囲内に)点在する歴史的な建物を結びつけ、将来に向けてどのように生かし、大和高田市の活性化につなげていくかを模索している」と市教委。市ではボランティアガイドを養成、旧高田寺内町内で観光案内を実施するなど、町の魅力の再発見と情報発信にも取り組んでいる。今後のさらなる魅力発信や、まちの活性化に期待したい。(山本岳夫)

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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