500体の雛人形がお出迎え 高取で「町家のひなめぐり」始まる
高取町のメーンストリート・土佐街道沿いの民家などに雛人形を展示する「町家のひなめぐり」が始まり、県内外から多くの観光客が訪れている。
住民団体・天の川実行委員会が、町おこしを目的に平成19年から開催し、今年で10回目。メーン会場には実行委が所有する約500体の雛人形が一堂に展示され、圧巻。10回を記念し、奈良女子大同窓会の佐保会が所蔵する全国各地の雛人形や郷土人形約300体も特別に展示されている。
町内の観覚寺地区の有志がつくった高さ約5メートルのジャンボ雛や、上子島老人会が製作した猿のジャンボ雛も。小学2年の孫、山田楓彩さん(8)と訪れた天理市の西浦文子さん(62)は「初めて見に来たのですが、きれいでいろんな表情の雛人形があって、すばらしい」。植村家忠町長は「町民のみなさんがアイデアを出し合い、飾り形なども工夫してこの10年で大きく発展した。多くの人に見ていただきたい」としている。
会期中の毎週土曜日には、町家のひなめぐりのマスコットキャラクター・ひいなちゃんなどが登場するイベントも。31日まで。問い合わせは町観光案内所「夢創舘」(☎0744・52・1150)。
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