仏前に色とりどりの〝花〟 薬師寺の「花会式」きょうから
2016年03月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
薬師寺(奈良市)の金堂で営まれる修二会「花会式」(25~31日)を前に24日、薬師三尊像(国宝)の仏前に色とりどりの造花が飾られた。
造花は、平安時代後期に堀河天皇が皇后の病気回復の礼に供えたのが由来で、ウメやツバキ、ボタン、ユリなど10種。この日は青年衆と呼ばれる高校、大学生ら約50人が造花約2千本を薬師如来像と日光・月光両菩薩像の前に丁寧に飾った。
花会式の行法は「薬師悔過」と呼ばれる。練行衆が初夜や日中など1日6回の行を勤め、「ナムヤー(南無薬)」という薬師如来をたたえる祈りの声も特徴。期間中には稚児行列や演奏など奉納行事も予定されている。
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