「大変栄誉なこと」 橿原市消防団に特別表彰の「まとい」贈られる
橿原市消防団(丸橋武団長)が日本消防協会(東京)の特別表彰を受け、同協会から「まとい」(高さ2・1メートル、重さ10キロ)を贈られた。
まといの受章は消防団にとって最高の栄誉とされ、丸橋団長らが森下豊市長に受章を報告。17日の神武祭参道パレードで市民に披露される。
まといは江戸時代の町火消のシンボルで、士気高揚などのために使われた。日本消防協会では毎年、全国約2200の消防団の中から10団を選び贈呈。先端に金箔がはられた消防団のマークがあり、すだれのような馬簾が付いている。
橿原市消防団は現在、10分団で構成し、団員約240人。平成25年にオープンした「かしはら安心パーク」を拠点に、市民や市内の自主防災組織に毎週、防災・防火指導を行っている。こうした取り組みは全国的に珍しいといい、受章につながったという。
森下市長は「災害に対する日ごろの備えは重要で、自分たちの地域は自分たちで守るという思いで、これからも努力してほしい」と激励。丸橋団長は「大変栄誉なこと。以前にもまして防災・防火活動にはげんでいきたい」としている。
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