三輪路を神輿行列練り歩く 大神神社で「春の大神祭」
桜井市の大神神社で9日、国家安泰・五穀豊穣を願う「春の大神祭」が行われ、神輿を担いだ氏子や時代衣装の稚児ら約250人の行列が、境内やJR三輪駅周辺の三輪路を練り歩いた。参道周辺は大勢の家族連れや写真撮影のアマチュアカメラマンらでにぎわった。
春の大神祭は2千年以上の歴史があるとされる大神神社の伝統行事。8日から始まり、この日は午前中、祝詞奏上し、巫女が神楽「うま酒みわの舞」を奉納する神事があり、約1100人が参列。境内は厳かな雰囲気に包まれた。
午後には神輿を担ぐ氏子や時代衣装で着飾った稚児、乗馬した神職や巫女ら約250人が約4キロの三輪路を3時間かけてゆっくり練り歩いた。
大阪府和泉市から参拝に訪れた小東孝さん(64)は「お祭りの日に参拝できたのは運がいい。神事や行列は厳かな雰囲気で、気持ちが引き締まる思いです」と話していた。
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