早咲きの藤が開花 もうすぐ見頃 春日大社境内
2016年04月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「下がり藤」が社紋の春日大社(奈良市)の境内で藤が開花し、甘い香りを漂わせている。例年より数日早く、今月末までに見ごろを迎えそうという。
春日大社にとって藤は、藤原氏が信仰したことから大切にされ、社紋や巫女の簪になった象徴的な花。境内には花房が1メートルほどになる「砂ずりの藤」などがあり、開花時期には大勢の参拝者らでにぎわう。山藤も見られ、緑が点々と彩られる様子が優美だ。
現在、境内末社の多賀神社にある早咲きの藤が開花し、朱色の社に鮮やかに映えている。さらに、春日大社神苑・萬葉植物園には早咲きから遅咲きまでの20品種約200本の藤があり、順次咲き始めている。今月末にかけて見ごろを迎えそうという。
問い合わせは春日大社(☎0742・22・7788)。
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