【GWは奈良で】澄んだ空気と清流に合える 天川村・御手洗渓谷
澄み切った空気とエメラルドグリーンに輝く川面、大小の滝…。大峰山麓に位置する天川村の御手洗渓谷周辺は県内随一の紅葉の名所として知られるが、5月の新緑の季節もおすすめだ。
渓谷にかかる長い吊り橋からは、底まで透き通った清流の流れや大小さまざまな白い岩、水しぶきをあげながら勢いよく流れ落ちる滝に加え、周囲の鮮やかな新緑の風景を間近で楽しむことができる。
川沿いには遊歩道も整備されており、ハイキングにも最適。川のところどころに現れる美しく躍動感ある滝も見どころの一つだ。エメラルドグリーンとたたえられる深い緑色の川と迫力ある滝を眺めながら、川沿いに腰をかけると、涼しい風が吹き抜けてさわやかな気分に浸れる。
車で渓谷周辺まで行くこともできるが、天川村の川合の交差点から約2・8キロの遊歩道を歩くのも楽しい。遊歩道は、御手洗渓谷から約1・8キロ歩くと観音峯登山口に到着。さらに約2・8キロのゆるやかなコースを進むと、洞川温泉のある一帯にたどりつく。
天川村総合案内所の担当者は「今からの季節は青々とした山の景色ときれいな川、澄み渡る空気などを思いっきり堪能できる。ハイキングがてら自然の中の遊歩道を歩き、絶景を楽しんでほしい」としている。
(有川真理)
天川村の御手洗渓谷 年間約65万人もの人が訪れる天川村は標高が高く、大阪市内などと比べると気温が5度程度低いとされることから、避暑地としても有名。寒暖の差が激しく、紅葉の名所としても知られている。村へは車でのアクセスのほか、近鉄下市口駅からバスも。問い合わせは天川村総合案内所(☎0747・63・0999)。
いよいよ春の大型連休。遠出ができなくても、県内で楽しめるスポットを記者が紹介します。
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