華やか時代行列 奈良市の平城宮跡で「平城京天平祭」開幕
2016年05月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
都として栄えた奈良時代の華やぎを再現する「平城京天平祭」が3日、奈良市の平城宮跡で開幕した。大型連休後半の初日となり、会場は天平行列などに見入る大勢の家族連れらでにぎわった。5日まで。
地元の有志らでつくる実行委員会が主催し今年で6年目。今年は東アジアの連携事業として中国、韓国の伝統芸能も行列やステージで繰り広げられる。
天平行列には県内の企業や高校、大学から約400人が参加。聖武天皇ら奈良時代の天皇や女官、文武百官などに扮して華やかな衣装に身を包み、第一次朝堂院から第一次大極殿までを練り歩いた。訪れた人たちは絵巻物のような光景をカメラで撮影するなどして楽しんでいた。
夫と訪れた橿原市の垣内文子さん(75)は毎年楽しみにしているといい、「歴代天皇の衣装がとてもきれいでした」と笑顔で話していた。
期間中、各種の時代行列が予定されているほか、奈良時代の貴族の衣装を着て会場を散策する「天平衣装体験」や、奈良の美食が味わえる「東市西市」も催される。
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