〝氷の聖地〟で、ふわふわかき氷 奈良の氷室神社で「ひむろしらゆき祭」
製氷業界から信仰を集める氷室神社(奈良市)で7日、各地の有名かき氷店が集う「ひむろしらゆき祭」が始まり、訪れた大勢の観光客らはかき氷の食べ比べを楽しんだ。8日まで。
氷室神社は毎年5月に、全国の製氷・販売業者らが氷柱を奉納する「献氷祭」で知られる〝氷の聖地〟。製氷業界の繁栄祈願や地域おこしを目的に平成26年から実行委が続けるひむろしらゆき祭はこれまでは夏に実施していたが、今年は一足先に開かれた。
この日朝、神社拝殿で大宮守人宮司が祝詞をあげ、参加店が自慢のかき氷を奉納。業界の繁栄や技術向上などを祈願した。
今年は県内のほか、茨城や大阪、岐阜など県外の人気店計15店が出店。中にコーヒーゼリーが入ったかき氷や、こだわりのチョコレートを使用したものなど、さまざまなメニューが用意された。氷はいずれも、日乃出製氷(奈良市)がかき氷用に3日間かけて製造したものを使用。不純物が少なく、口当たりが良いのが特長という。
夫婦で初めて訪れた大阪市の会社員、永谷亜樹さん(31)は「ふわふわですごくおいしい。かき氷じゃないみたいです」と笑顔を見せた。
【関連記事】
宿の広告や満開の桜…絵図でみる幕末から明治の風物 天理参考館で企画展
今年も「ムジークフェストなら」で音楽楽しもう 6月11日スタート、各地で300公演
あふれる神秘の世界、あなたは体感しましたか? 「藤城清治 光のメルヘン展」
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)