草刈り作業でリニューアルオープン準備進む 奈良の「柳生花しょうぶ園」
奈良市の「柳生花しょうぶ園」で7日、リニューアルオープンを前に草刈り作業などの体験会が行われ、参加者11人が泥だらけになりながら園内の手入れに取り組んだ。
柳生花しょうぶ園は昭和60年にオープンし、450品種、80万本のハナショウブが楽しめる観光スポット。しかし、経営が悪化したのに加え、昨年に前園長が亡くなったことで園内の手入れが追いつかず、今年の開園が危ぶまれていた。
このため、地元有志らが同園の「復活プロジェクト」を立ち上げ。ハナショウブは雑草に養分を取られないよう草を刈り、3年に1度は株分けをするなどしなければきれいに花が咲かないことから、仕事の合間をぬって開園準備を進めてきた。
この日は、自分の手で世話をすることでハナショウブに愛着を持ってもらおうと体験会を催した。参加した大阪市の会社員、渡辺真子さん(24)は「夢中になれて楽しい。花が咲いたらぜひ見に来たい」と笑顔。平尾俊雄園長(60)は「自然の中でゆったりハナショウブを楽しんでほしい」と話している。
開園は今月28日から7月3日の午前9時~午後5時。入園料は大人650円、子供350円。問い合わせは同園(☎0742・94・0858)。
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