郡山城整備に3億円役立てて 城主・柳澤氏の家臣家系の女性が寄付
豊臣秀吉の弟、秀長が居城し、江戸時代には柳澤氏が城主を務めた大和郡山市の郡山城跡の整備で、公益財団法人「郡山城史跡・柳沢文庫保存会」は19日、柳澤家家臣の家系の篤志家の女性から「城跡の整備に役立ててほしい」と3億円の寄付を受けたと発表した。財団では天守があった本丸と毘沙門郭(曲輪)を結んだ「極楽橋」の再建費用として寄付を活用することにしている。
女性は同市在住の柳澤家家臣の家系で、亡くなった夫は柳沢文庫の評議員をつとめていた。夫は生前「(資産を)文庫に寄付してほしい」との意向を持っていたといい、女性は今年4月、財団に3億円を寄付した。
19日、やまと郡山城ホール(同市)で寄付に対する感謝状贈呈式があり、財団の柳澤とも子理事長が女性に感謝状を手渡した。
財団によると、極楽橋は江戸時代前期の絵図「正保城絵図」に描かれており、明治初年の絵図でも確認されている。木橋と推測され、毘沙門郭から本丸に行く正式ルート上にあったが、明治6年の廃城令で撤去されたとされる。
郡山城跡では来年3月の完成をめざし、市が本丸・天守台の石垣修復や展望デッキの整備を実施中。完成後は観光スポットとして期待されている。
財団では、橋の再建を通して、観光客の見学ルートの確保や、観光拠点として活用したい考え。平成31年度の完成をめざしており、今後、資料収集を行い、県などと協議しながら再建に向けた具体的な検討を進める。
財団の柳澤保徳副理事長は「橋の再建は大きな課題として検討されてきた。寄付を活用し、早期に実現したい」と話した。
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