【「B」が始まる バンビシャス】プロとは何かを学ぶ 子供たちの目標となるためにも
「プロフェッショナルとは何か」。こんなテーマでBリーグが主催した研修が22、23の両日開かれた。バンビシャスを含め、B1、B2計36クラブの選手が参加した。
Bリーグの大河正明チェアマンは冒頭でプロの基本姿勢にふれ、「地域社会に貢献する。地域に根差すこと」の重要性を説くとともに、「自分のためにエゴイストになれ。選手の試合内容にかかっている」と鼓舞した。
また、サッカー元日本代表の福田正博さんの講義では、「プロはプレーだけでなく、スポンサーやメディア、ファンに感謝を込めて対応することが義務であり、当たり前のこと。それができないならアマチュアでプレーしたらいい」と厳しく話した。
これに対して寺下太基選手は「元日本代表の選手の言葉はひとつひとつ耳に入ってきた」と話し、「もっとバスケ界を盛り上げようと気の引き締まる思いがした」と感想を述べた。
さらに社会的責任を学ぶ講義では、環境問題や社会的課題に対しても関心を持つことの大切さも指導され、桝本純也選手は「プロ選手と社会問題の関係性について考えたことがなかったが、プロ選手として大切だと認識できた」と話した。Bリーグが開幕すれば今まで以上にバスケット界に注目が集まる。だからこそ、プロ選手が自覚を持ち、子供たちの目標となれるような選手を目指さなければならない。心・技・体を磨き、真のプロ選手に成長を遂げることが重要だ。
◇関西バスケットボールCUP9月に開催
Bリーグ開幕前哨戦として、関西バスケットボールCUPが9月3、4の両日、大阪市此花区の府民共済SUPERアリーナ(舞洲アリーナ)で開催される。3日は午後2時から、大阪エヴェッサと西宮ストークス戦。5時からバンビシャス奈良と滋賀レイクスターズ戦がそれぞれ行われる。4日は午後1時から3位決定戦、4時から優勝決定戦の予定。
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