家宅捜索受けた市議が死亡、自殺か 天理市のメガソーラー疑惑
2016年08月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市の市有地で進められている大規模太陽光発電(メガソーラー)の建設事業をめぐり、事業者選定で不正があった疑いがあるとして、官製談合防止法違反容疑で大阪地検特捜部から自宅の家宅捜索を受けた同市の男性市議(66)が10日午前、親族宅から病院に搬送され、死亡したことが捜査関係者への取材で分かった。奈良県警は自殺の可能性もあるとみて調べている。
天理市は平成25年、所有する山間部の遊休地を民間に貸し出してメガソーラー施設を誘致することを計画し、事業者を公募。特捜部は選定過程で情報が漏洩した疑いがあるとして、市議宅のほか市役所や元市幹部の自宅を捜索していた。
【関連記事】
天理市のメガソーラー疑惑 市が調査委員会設置、事業継続可否も検討
天理市のメガソーラー疑惑 受注業者元幹部宅捜索 大阪地検特捜部
天理市のメガソーラー、事業者選定で不正疑い家宅捜索 ベテラン市議関与か 大阪地検特捜部
「市議に600万円渡した」 天理市のメガソーラー疑惑 情報提供の見返りか
「信頼回復に努める」 天理市のメガソーラー疑惑 市長が緊急会見
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html