ハンドボール部練習で熱中症 中1男子生徒死亡 生駒市立大瀬中学校
2016年08月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
生駒市立大瀬中学校は17日、1年の男子生徒(12)が16日のハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが17日未明に死亡したと発表した。死因は熱中症による腎不全で、高島智春校長は「全部活動の熱中症対策を点検し、対応を進める」としている。
同校によると、ハンドボール部は16日午前8時半から運動場で練習を開始。約35分間のランニング後、生徒の足がふらつき、男性顧問(56)の問いかけにも反応がなかったため病院に搬送、一時は回復したが夜になって悪化し、転送先の病院で17日午前2時50分に死亡が確認された。
ハンド部は週6日間練習、毎回ランニングを行っており、夏休みに入ってからは15分に1回のペースで水分補給させていたという。同市消防本部によると、16日午前9時の同市内の気温は29・9度だった。
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