紀伊半島豪雨犠牲者ら追悼 十津川村で水害慰霊祭営まれる
2016年08月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
平成23年9月の紀伊半島豪雨災害から5年を迎えるのを前に、被災した奈良県十津川村で20日、犠牲者を追悼する水害慰霊祭が行われ、村民ら約200人が参列した。
明治22年に起きた大水害の慰霊祭として平成7年から実施し、24年からは紀伊半島豪雨の犠牲者も追悼するようになった。
慰霊祭では、黙禱のあと、更谷慈禧村長が「歴史に残る幾多の災害がありながらも、希望をすてずに一致団結した村民があってこその十津川。今後も安心、安全で活力のある村づくりに尽力したい」と述べた。
村では5年前の豪雨で大規模な土砂崩れが発生し、7人が死亡、6人が現在も行方不明のままになっている。
【関連記事】
【紀伊半島豪雨4年】「悲しみ消えない」 五條市・宇井地区で慰霊祭
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html