【春高バレー】天理と奈良文化で決勝戦 奈良女子3連覇ならず
「春高バレー」として開催される「第68回全日本バレーボール高校選手権」県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)の準々決勝と準決勝が14日、奈良市の中央体育館で行われた。男子は添上と天理、女子は天理と奈良文化がそれぞれ決勝進出を決めた。来年1月の全国大会出場をかけた決勝は22日に桜井市の芝運動公園総合体育館で行われる。
女子準決勝第1試合は攻守で安定した戦いぶりを見せた天理が高田商を下した。天理は第1セットを先取すると、第2セットも平林真織選手と安田育代選手が次々と鋭いスパイクで得点。高田商も4連続得点するなど粘ったが、及ばなかった。
天理の八ツ橋孝江監督は「決勝になると技術よりも気持ちが勝敗を左右する。強気の姿勢で戦ってほしい」と話した。
第2試合は奈良文化が県大会2連覇の奈良女子を下し、初の決勝進出を果たした。奈良文化は第1セット序盤から主将の荒木菜摘選手が連続でスパイクを決めるなど主導権を握り波に乗った。奈良女子は懸命に攻撃するも涙をのんだ。
奈良文化の荒木主将は「トーナメントで奈良女子と当たることは分かっていたので対策を徹底した。決勝は絶対に勝つ」と気合いを入れていた。
【女子】
▽準々決勝
天理2(25-16、25-10)0添上
奈良女子2(25-18、25-17)0畝傍
高田商2(29-27、25-10)0高取国際
奈良文化2(25-14、19-25、25-13)1高田
▽準決勝
天理2(25-11、25-9)0高田商
奈良文化2(27-25、25-21)0奈良女子
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