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寒空のもとで「菩提酛」の仕込み 清酒発祥の地・正暦寺で


 清酒発祥地とされる奈良市菩提山町の正暦寺で9日、県内蔵元の有志ら約20人が参加して、「菩提酛」と呼ばれる酒母をつくる仕込み作業が行われた。

タンクから蒸した米を取り出すメンバー

タンクから蒸した米を取り出すメンバー

 菩提酛による酒の仕込みは室町時代からの歴史を持ち、日本の酒造技術の原形。大正期に消滅したとされるが、平成8年に県内の蔵元有志や同寺関係者らが菩提酛による清酒製造の研究会を設立。11年に製造法の再現に成功し、毎年1月に菩提酛の仕込みを行っている。

 この日は、今月5日に「初度仕込み」として、寺の湧き水から採取した乳酸菌とともに水に漬けておいた酒米を、タンクから取り出して蒸し、冷ましたあと麹と合わせる「二度仕込み」が行われた。見学に訪れた人たちは、仕込みの様子をカメラに収め、粕汁の振る舞いに舌鼓を打っていた。

 正暦寺の大原弘信住職(62)は「寺の空気、水を吸った酒母でできた清酒は、フルーティーな香りと甘酸っぱさが特徴」と話した。寺で造られた酒母は今月中に県内の蔵元に持ち帰られ、それぞれの清酒造りが行われるという。

麹と合わせる前に蒸した酒米を冷ます作業を行う参加者ら

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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