イカルコキー、それは斑鳩町の新たな観光拠点 竜田揚げランチも
県産品のセレクトショップなどが集まった複合施設「まほろばステーションikarucoki(イカルコキー)」が斑鳩町の古民家にオープンした。町内を流れる竜田川が名前の由来とされる「竜田揚げ」のランチも提供、新たな観光拠点としてにぎわいの創出を目指す。
地元の不動産会社「斑鳩産業」が、まち散策の拠点施設を作ろうと、国の補助金などを活用して築70年の古民家を約4千万円をかけて取得し、改修。1日1500円から借りられる貸店舗もあり、手作り商品の販売などを通して、誰もが気軽に町おこしに関わることができる。
イカルコキーは、町名の由来とされる「イカル」という鳥の鳴き声から。「ここから大きくなって巣立っていってほしい」との思いを込めたという。
セレクトショップでは、染め物の伝統技法「注染」で染めた手ぬぐいや、吉野杉のまな板などの県産品を販売。カフェでは竜田揚げのランチのほか、オリジナルブレンドのコーヒーも提供している。同社の井上雅仁代表取締役は、「斑鳩町は法隆寺を目的にした『通過型観光』が中心で、まちを散策して楽しめる場所があまりなかった。地元の努力で町おこしにつなげていきたい」と話した。
営業は午前10時~午後5時、木曜定休。問い合わせはイカルコキー(☎0745・44・9380)。
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