3月8日に本殿遷座祭 神武天皇2600年祭迎える橿原神宮
2016年02月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
橿原神宮(橿原市)は、神武天皇2600年大祭に備え修復された本殿(重文)にご神体を戻す本殿遷座祭を3月8日に行う。
ご神体は本殿修復のため平成26年10月29日に行われた仮殿遷座祭で、本殿から東側の幣殿に移されていたが、3月8日までに修復工事が完成することから、ご神体を戻すことになった。
本殿遷座祭には天皇の勅使や崇敬者らが出席し、午後7時から行われる。久保田昌孝宮司が幣殿からご神体を運び出し、白い布の絹垣で隠された御羽車にのせて暗闇の中、約50人の神職によって本殿まで運ばれ、安置される。
本殿の修復は昨年2月から始まり、同10月までに約28万枚の屋根の檜皮の葺き替えを終えた。現在は約2千個の飾り金具の磨き直しや新調の作業が行われており、3月8日までには終了する予定。
橿原神宮では大祭に備え、勅使殿の修理や文華殿庭園の改修なども実施。本殿遷座祭が終われば、大祭に向けた準備がほぼ整うことになる。
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