蘇った橿原神宮本殿 修復工事完了 3月8日に本殿遷座祭
2016年02月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
橿原神宮(橿原市)で重要文化財の本殿の修復工事が終了し18日、報道関係者に公開された。3月8日には仮本殿に移されていたご神体を戻す本殿遷座祭が行われる。
本殿は京都御所の元賢所で、入母屋造り、檜皮葺き。神宮創建(明治23年)に合わせ移築された。
工事は4月3日の「神武天皇二千六百年大祭」に向け、昨年2月から本殿に素屋根をかけて実施。屋根の檜皮約13万枚を葺き替えた。全面葺き替えは約40年ぶりという。また、約2千個の飾り金具の磨き直しなどを行った。素屋根がとれた本殿は周囲の緑に映え、飾り金具も輝いている。
本殿遷座祭では3月8日夜、久保田昌孝宮司ら神職約50人によりご神体が本殿に戻される。
今月25~29日には崇敬者らが清められた小石を本殿周辺に奉納する「お清石持ち行事」(有料)も行われる。
【関連記事】
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)