奥大和にいらっしゃーい 奈良県が橿原に移住情報発信拠点
奥大和(県南部東部)の移住情報を発信しようと、県は橿原市の橿原総合庁舎敷地内に奥大和移住定住交流センター「engawa(エンガワ)」を開設した。19市町村からなる奥大和地域の空き家情報や市町村ごとの移住に特化した情報を提供する。
センターは敷地内にある改修した建物の1階部分に入居。県の委託を受けたNPO法人「空き家コンシェルジュ」(橿原市)の担当者や、県の移住相談員らが対応する。県移住・交流推進室の担当者は「移住相談だけでなく、移住者と地元の人との交流や情報交換ができるスペースにもしていきたい」と話す。
主な業務は、移住に向けた地域の選定や住居相談。「『地方と都会』『若者と大人』『移住者と地域の人』をつなぐところ」がコンセプトだ。デザイナーやインターネットを利用して仕事をする人など「場所にとらわれず、手に職がある人」を主なターゲットに据え、地域全体の情報を提供する。
担当者は「移住に興味はあるけど、具体的にどの地域がよいのか分からない人にも、奥大和地域全体の情報が集まっているので提案がしやすい。気軽に訪れてほしい」としている。
午前10時~午後6時。原則金土曜、祝日、年末年始は休み。詳しい問い合わせはセンター(☎0744・48・3019)まで。
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