色とりどりのサツキ盆栽一堂に 薬師寺で華風展始まる
サツキの盆栽とフラワーアレンジメントを展示する「奈良薬師寺・華風展」が29日、奈良市の薬師寺玄奘三蔵院伽藍で始まった。盆栽の最高推定樹齢は90年を超え、赤や白、ピンクなど鮮やかな花を付けた約120点が来場者を楽しませている。6月5日まで。
薬師寺を拝観する世界各国の人たちに盆栽という日本文化を知ってもらおうと日本さつき盆栽協会(斑鳩町)などが開催。今回で26回目。
同協会の吉川隆憲会長(66)は「色とりどり一斉に咲いているサツキを薬師寺の厳かな空気感とともに楽しんでほしい」。
香芝市から訪れた大沢和子さん(77)は「ひとつの枝にたくさんの花をつけているサツキが、美しく見事。何年もかかって育てられたのかと思うと、すばらしいの一言に尽きる」と感嘆していた。
拝観時間は午前8時半~午後5時、拝観料は大人1100円、高校・中学生700円、小学生300円。問い合わせは同協会(☎0745・75・2579)。
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