華麗な飛鳥時代の足技奉納 春日大社で万葉蹴鞠披露
飛鳥時代の衣装に身を包んだ人たちが蹴鞠を披露する「万葉蹴鞠の宴in飛火野」が29日、奈良市の春日大社などで開かれた。当時の蹴鞠の試合を再現した万葉蹴鞠競技や体験会も行われ、多くの観光客でにぎわった。
万葉蹴鞠は鹿革のボールを蹴り合い、相手の陣地にボールを落とすことを競い合う競技。日本書紀などに蹴鞠を楽しんだことが記され、軍事教練の一環としても行われていたとされる。
NPO法人奈良21世紀フォーラムが平成14年に復元し、昨年からイベントが始まった。
この日は同社の「林檎の庭」で、フリースタイルフットボールチームに所属する飯島正人さん(29)が華麗な蹴鞠を奉納。その後、奈良公園の飛火野で競技が行われた。
東京都練馬区の自営業、佐藤宏之さん(56)は「衣装もきれいで、飛鳥時代の風が感じられた」と笑顔で話していた。
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