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不登校防止へ大学生が一役 小学校で学習指導、見守り


 県内の大学生が不登校の小学生を支援する取り組みが今年度から始まった。大学生はボランティアとして小学校へ派遣され、不登校児の学習指導や見守りなど、学校生活の後押しをする。県教委の担当者は「児童は利害関係のない『斜めの関係』である大学生と接することで安心感を覚えるのでは」と期待を寄せている。

 県内の大学や大学院に在籍する学生から県政にかかわる政策を募集し、優秀な提案を県の事業として実施するプロジェクトの一貫。不登校児童への支援事業は、帝塚山大学(奈良市)の学生が提案し、今年度の県の事業として実施されることになった。

 ボランティアは県内の大学に通学か、県内在住の大学生で、延べ60人を県内の公立小学校30校に週2日、派遣する予定。具体的な支援内容は、各学校でそれぞれの児童に合わせたものになるが、授業中に児童の横に座ってアドバイスする学習指導や、休み時間の見守り、保健室での声かけ―などが想定されるという。

 支援対象は、学校を休みがちで、不登校の兆候が見られる児童。教室に入りずらかったり、休み時間に孤立してしまったりする児童も対象となる。担当者は「不登校児童の多さは深刻な問題。完全に不登校になってしまう前の段階で早期に対応できるようにしたい」と話している。

 国の調査では、平成26年度の県内の国公私立小学校千人当たりの不登校児童数は4・8人で、全国平均(3・9人)を上回っている。「不登校となったきっかけと考えられる状況」については、「不安など情緒的混乱」が34・1%で最多。次に「親子関係をめぐる問題」(27・7%)、「無気力」(19・8%)だった。

 県教委によると、ボランティアを希望する学生は、県教委生徒指導支援室のホームページから登録を行う。登録後は専門のコーディネーターが各学校と学生のマッチングを図り、研修も実施する。

 大学生ボランティアの登録は約40人だが、ボランティアの派遣を希望する小学校はまだ10校にとどまっているといい、担当者は「今後、周知を図っていきたい。大学生ボランティアが悩みを受け止め、児童が心のゆとりを感じられる学校環境を提供し、不登校の未然防止につなげたい」と話している。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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