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奈良県内の女性社長5年で1.4倍の2609人 名前のトップは「和子」


 県内の女性社長の数が5年間で約1・4倍に増えたことが東京商工リサーチ(東京)の調査で分かった。県内の女性就業率は全国最低レベルで、家事や育児、介護の負担が女性にかたよりがちな現状が指摘されているが、自治体や金融機関による女性の起業支援で一定の効果が出始めているといえそうだ。

 同社が個人企業を含む全国約280万社のうち、昨年の女性社長の割合を調べた。調査は平成22年から実施しており、今回で6回目。

 その結果、県内の27年の女性社長の数は2609人で前年の2413人より増え、調査開始以来最多。23年の1912人から約1・4倍となった。全国順位は29位(前年30位)で、近畿2府4県では大阪、兵庫、京都に次ぎ4番目だった。

 市町村別では奈良市が790人でトップ。続いて、生駒市の222人だった。産業別では、美容関連や飲食業などの「サービス業」が全体の約4割を占め最多。ネイルサロンなどは、小資本でも起業しやすいことが要因とみられる。

 一方、全国の女性社長の数は33万2466人で、同じく調査開始以来最多。都道府県別で女性社長数が最も多かったのは東京都の8万6274人。次いで大阪府の2万9472人、神奈川県の2万2626人だった。

 企業数と女性社長の数を対比させた「女性社長率」の全国平均は11・8%で、最高は東京都の14・3%。県は12・3%で全国9番目だった。

 県内の女性社長の名前では「和子」がトップ。次いで「幸子」「洋子」だった。「和子」は全国でもトップで、昭和初期から昭和27年ごろまでの女性の名前ランキングトップだったことが影響しているとみられる。

 東京商工リサーチの担当者は「少子化を背景に同族企業が多い中小企業では、能力が高く、事業意欲のある娘に経営を託す企業も増えている」と指摘。さらに「奈良でも女性の起業を支援する環境は改善されてきている。今後も女性の起業や経営者は増加するだろう」としている。

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