【奈良で涼】風情感じる「奈良団扇」づくり 奈良市の老舗・池田含香堂で体験
夏の生活になくてはならない「うちわ」。だが、周りにあるのは、イベントや企業の広告が印刷されたなんとも味気のないものばかり。どうせなら風情を感じられるうちわで、少しでも涼しい気分に浸りたい―。そんな人は、奈良時代から使われてきたという伝統工芸品「奈良団扇(ならうちわ)」づくりに挑戦してみてはどうだろう。
奈良市内にある奈良団扇製造の老舗「池田含香堂(いけだがんこうどう)」。創業160年の老舗の店では、奈良団扇の歴史を学びながら、楽しく奈良団扇づくりの体験ができる。
教えてくれるのは、6代目当主の池田匡志さん(25)。「伝統工芸品と聞くと敷居が高いと感じるかもしれないが、奈良団扇をもっと多くの人に知ってもらい、親しんでもらいたい」と語る。
体験では、和紙をカッターナイフで切り抜き、模様を彫っていくほか、骨組みに和紙を貼り付ける作業に説明を聞きながら取り組む。作業は簡略化されているが、伝統工芸品が生み出される工程を〝疑似体験〟できるのが魅力だ。体験した人からは「奈良団扇を身近に感じた」、「難しかったが、楽しかった」といった感想が聞かれるという。
店にはカラフルな色使いや繊細で美しい模様がほどこされた奈良団扇が並び、見ていても涼しい気分に。創業当時と変わらない材料と道具ですべて手作業で製造しているという。池田さんは「芸術性が高く、実用性もある華やかな奈良団扇のよさをこれからどんどん発信していきたい」と話している。(有川真理)
奈良団扇づくり体験 奈良団扇、奈良扇子製造の老舗「池田含香堂」(奈良市角振町16)では、和紙をカッターナイフで切り抜く「透かし彫り」、和紙と骨組みにのりをつけ、密着させる「貼り」の作業が体験できる。職人が仕上げをし、1週間程度で完成する。作業時間は約2時間で、料金は1人1800円(税別)。送料は別途。定員は2~8人。8人以上は要相談。申し込みは1週間前までに電話で。問い合わせは池田含香堂(☎0742・22・3690)。ホームページはhttp://narauchiwa.com/
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