IT投資で生産性向上や事業拡大狙う企業 コストなど課題も 南都経済研調査
南都経済研究所(奈良市)の調査に回答した県内企業361社のうち、過去3年以内に自社ホームページの開設、活用などの〝IT投資〟を実施した会社は約6割に上ることが分かった。同研究所は「ITの利活用が進み、生産性の向上や事業拡大につながることを期待したい」としている。
個人事業所を含む県内企業を対象に今年6月中旬~7月上旬、郵送で実施。361社から回答を得た。
調査によると、IT投資を過去3年以内に実施した企業は62・0%。現在実施中か、今後3年以内に実施予定の企業は41・6%だった。一方、今後を含め「実施しない」と回答した企業は33・2%だった。
過去3年以内に実施した企業に内容を尋ねたところ、「業務効率化のためのシステム導入、買い替え」が85・3%と最多。次いで「自社ホームページの開発、活用」が29・9%、「高付加価値化のためのシステム導入、買い替え」が13・8%だった。
目的は「営業力、販売力の強化」が61・2%で最も多く、次いで「売り上げ拡大」が37・5%、「顧客満足度の向上、新規顧客開拓」が30・4%と続いた。
効果については、「効率化、合理化、生産性の向上に寄与した」が56・3%に上った。これに対し、「なんら効果はなかった」「分からない」は33・5%で、実施した企業のうち、3分の1がその効果を認識できていなかった。
また、実施しない企業の理由は「コスト負担が大きい」が29・2%でトップ。続いて「導入効果が分からない、評価できない」が24・2%、「ITに対応できる人材がいない」が20・8%だった。
同研究所によると、IT投資をめぐっては顧客のニーズの把握や採用などで積極的に活用している企業がある一方、「プログラムの自動更新で、プリンターが作動しなくなり、思わぬコストがかかった」「保守メンテナンスにかかる費用を安くできる方法はないか」など、問題点を指摘する意見もあったという。
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