「住民に頼られる警察官育てる」 鎌塚警部補 「近畿の警察官」晴れの表彰式
大阪国際交流センター(大阪市天王寺区)で19日開かれた、「近畿の警察官」(産経新聞社提唱・奈良県信用金庫協会協賛)の表彰式。県警から出席した天理署地域課の鎌塚春隆警部補(55)は、「家族の支えもあって仕事に打ち込めた。素直にうれしい」と喜びを語った。
鎌塚警部補は、捜査部門を経て約20年間、地域警察活動に従事。大量の大麻草栽培や密売を行っていたグループの検挙のほか、平成16年に奈良市の小1女児が誘拐、殺害された事件では遺棄現場の供え物を整理するなど、被害者対策にも尽力した。
表彰式の会場では大きな拍手の中で表彰状が手渡され、同席した妻の慶子さん(44)から胸に「警察官章バッジ」を付けられた。駐在所で長年勤めた経験から、夫とともに駐在所に訪れる市民らと交流してきた慶子さんは、「地域を大事にして、生き生きと誠実に仕事をしてきた。健康に気をつけて頑張ってもらいたい」と笑顔を見せた。
鎌塚警部補は「初心に帰り、住民に頼られる警察官を一人でも多く育て、警察の力が落ちないよう尽くしたい」と語った。
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