明治から昭和初期の衣服が一堂に 県立民俗博物館で企画展
2015年11月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
明治から昭和初期の日本人の暮らしを衣服を通じて知ってもらおうと、大和郡山市の県立民俗博物館で秋季企画展「身につけるもの―民俗資料にみる昔の衣生活―」が開かれている。29日まで。
明治から昭和30年代までは、和服が暮らしのさまざまな場面で着用されていた。企画展では、県内を中心に収集された和服や履物、装飾具など約100点を展示。現在は黒色が普通となった喪服も昭和初期までは白衣が一般的だったという歴史や、紙で作られた雨がっぱ、吉野地域の女性が畑仕事で着用していた山袴などが並んでいる。
同館学芸員の横山浩子さん(55)は「ひとつひとつの服に歴史や用途、着ていた人たちの痕跡が残っている。昔の人々の暮らしぶりを想像してほしい」と話していた。
開館は午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は一般200円、大学生等150円、高校生以下、65歳以上は無料。問い合わせは同館(☎0743・53・3171)。
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