地震が起きたら法隆寺へ 斑鳩で避難訓練
2015年12月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
法隆寺(斑鳩町)で15日、地震発生に備えた避難訓練や避難所開設・運営訓練が行われ、同町の自治会や自主防災組織、西和警察署などから約120人が参加した。
同寺は平成25年、災害時には施設を避難所に利用する協定を斑鳩町と結んでおり、昨年から避難訓練を実施している。この日の訓練は、生駒断層帯を震源とする震度6強の大地震が発生したとの想定で実施。中門前では「姿勢を低くする」「頭を守る」「揺れがおさまるまで動かない」-など、地震発生時の基本動作を確認する「シェイクアウト訓練」などを行った。
聖徳会館では防災士の指導の下、初めて避難所運営訓練を実施。小学校の体育館に次々と訪れる避難者を年齢、性別、体調、持病などの要素ごとにスペースを割り振る訓練に参加者たちが熱心に取り組んでいた。
小城利重町長は「訓練を通し、災害が起きたときには法隆寺へという意識を地域に浸透させていきたい」と話した。
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