「貢献できる分野ある」 荒井知事が関西広域連合〝デビュー〟
今月4日、総務相の許可を得て関西広域連合の正式な構成団体となった県は24日、大阪市内で開かれた広域連合委員会に荒井正吾知事が初出席し、「(関西の)連携協働は必要。貢献できる分野もあると思い、入らせていただいた」とあいさつ。広域連合長の井戸敏三兵庫県知事は「名実ともに関西が一つになった」と述べ、県の参加を歓迎した。
この日の委員会の協議では政府機関の関西への移転などがテーマとなったが、荒井知事の発言はなかった。委員会終了後、荒井知事は「広域連合で関西地域の助け合いや結びつきが強くなることを期待している」と話した。
荒井知事はこれまで国の出先機関の移管を目指す広域連合について「集権的組織で地方分権に逆行する」などと批判していたが、「自主性を尊重するようになった」として今年3月に部分参加を表明した。県が参加するのは防災と観光・文化・スポーツ振興の分野。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)