平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」前で平和祈る 薬師寺
2016年01月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
薬師寺(奈良市)の玄奘三蔵院伽藍で5日、「初玄奘三蔵縁日・平和祈願法要」が営まれ、平山郁夫画伯(1930~2009年)が描いた「大唐西域壁画」を前に平和を祈る声が響き渡った。
同伽藍では毎月5日に玄奘三蔵縁日が営まれ、1月には1年間の平和祈願とあわせて行われている。
この日は山田法胤管主ら僧侶7人が出仕し、伽藍中央の玄奘塔で読経の後、平山画伯が約30年かけて完成させた7場面、13壁面におよぶ「大唐西域壁画」がある壁画殿へ移動。壁画「西方浄土 須弥山」を前に、山田管主が平和を祈願する表白を読み上げ、僧侶らが読経した。奉納合唱も行われ、参拝者らが静かに聞き入っていた。
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