東日本大震災支援団体に1200万円贈る 南都隣山会
2015年11月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
東日本大震災の被災地を支援するため、県内6寺院の懇親組織「南都隣山会」が9日、各寺院で集めてきた義援金計約1200万円を、被災地支援に取り組んでいる3団体に贈った。
南都隣山会は東大寺、興福寺、西大寺、唐招提寺、薬師寺、法隆寺でつくり、これまでも日本赤十字社を通じ被災地に義援金を贈ってきた。今回は、東京電力福島第1原発事故の影響で避難した子供、若者らを支援している「たまきはる福島基金」(福島市)と、大震災で両親を失った孤児を支援するNPO法人「JETOみやぎ」(仙台市)に各500万円、日赤に200万円を贈る。
この日は東大寺大仏殿で贈呈式を行い、「般若心経」が唱えられるなか、各団体代表らが焼香。その後、東大寺の筒井寛昭別当が各団体に対し目録を読み上げ、贈呈した。
作家、僧侶で、「たまきはる福島基金」の理事長を務める玄侑宗久さんは「ありがたい。こうした支援をしてもらい、仏教の底力を感じる」と話した。
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