粉雪舞っても「楽しかったよ」 東大寺学園幼稚園児が耐寒マラソン
二十四節気の大寒(21日)を前にした20日、東大寺学園幼稚園(奈良市)の園児らが東大寺の大仏殿周辺を走る「耐寒マラソン」に取り組んだ。粉雪の舞う中、保護者らもカメラを向けて「頑張れー」とエールを送っていた。
園児らの体力づくりを目的に毎年実施しており、今年で10回目。12日から毎日、練習してきたという3~6歳の園児ら109人は準備運動の後、大仏殿周辺から南大門まで1・2~2・7キロの距離を走った。
この日はマラソン開始時の気温が2・7度と厳しい冷え込みとなったが、園児らは「いち、に、さん、し」と元気に声を出し、それぞれの目標距離を完走。上野道善園長が1人1人に、東大寺の屋根の鴟尾をかたどった完走メダルをかけた。
年長の坂内千穂さん(6)は「毎日練習していたし、走るの好きなので、しんどくなかった。楽しかったです」と笑顔。母親のるりこさん(42)は「年少の頃は『息も絶え絶え』だったのに、今日はしっかり走っていて、本当にうれしい」と話していた。
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