あの日を教訓に 世界遺産・法隆寺で放水訓練 文化財防火デー
2016年01月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「文化財防火デー」の26日、世界遺産の法隆寺(奈良県斑鳩町)で防火訓練が行われ、参加した僧侶や地元の消防団員らが放水などを行った。
法隆寺では昭和24年のこの日、金堂から出火し、模写作業中だった壁画などを焼損。これを教訓に翌年に文化財保護法、30年に文化財防火デーが定められ、各地の寺社で訓練が行われている。
この日は金堂と、焼損壁画が納められている収蔵庫で僧侶らが読経。その後、境内の鏡池から水をポンプで吸い上げて放水した。
参加した地元・斑鳩町の小城利重町長は、「これからも世界遺産を守っていくために、火災の起こらない環境づくりをしていきたい」と話した。
【関連記事】
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)