「富より団子」給食に登場 富雄中生徒が考案、市長に〝直談判〟
奈良市立富雄中学校の生徒らが考案、商品化したごま団子「富より団子」が、同市の中学校の給食メニューに採用された。生徒らが昨年2月に仲川げん市長に直談判、商品価格や納品方法の調整を経て実現した。
「富より団子」は4年前、文部科学省の「学区ブランド産品開発」プログラムの一環として同校が取り組み、開発した地元ブランド産品。こしあんを餅粉ベースの生地で包んだ上からゴマや月ケ瀬産の古代米をまぶして揚げたもので、和菓子職人や企業の協力を得て商品化にこぎつけた。「富やお金より、おいしい団子で幸せに!」との思いを込め、「富より団子」と名付けたという。
生徒から「他の学校の生徒にも食べてもらいたい」との声があがり、仲川市長に直訴。実現に向けた調整では、1個45円で販売していた30グラムの団子を25グラムと小さくして42円に抑え、中国産を使っていたこしあんを国産に変更した。
初めて提供された8日は、冷凍状態で届いた団子を市内12校の調理室などで油で揚げ、提供。今後、栄養バランスなどを考慮した上で、小学校での提供も検討するという。
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